2025. 04. 27 学術関連

木戸准教授が欧州放射線学会(ECR)で講演しました。

ECR 2025がオーストリアのウィーンで開催されました。今年は、「Planet Radiology」をテーマに掲げ、持続可能な放射線診療、いわゆる「Green Radiology※」を前面に打ち出したセッションが多数開催されました。

ECR会長であるDr. Andrea Rockallは、婦人科画像診断を専門とする放射線科医であり、婦人科領域に関する特集セッションも数多く設けられました。その中で、木戸准教授は若年者における婦人科腫瘍および妊孕性温存に関する画像診断について講演しました。

※Green Radiologyとは。
放射線診療において、地球環境への負荷をできるだけ低減しようとする取り組みのこと。
CTやMRIなどの大型機器は多くの電力を消費し、造影剤使用や機器廃棄も環境負荷の一因となります。
これに対し、エネルギー効率の向上、検査の最適化、廃棄物の適切な処理などで、医療の持続可能性を高めることを目指すのがGreen Radiologyの考え方です。放射線診療の質を維持しながら、より環境に配慮した医療を実現するための重要なテーマとなっています。